なにもない休日 歌詞欄(Lyrics)ひだまりのカフェの奥で 頬杖ついて ぼんやりしてた 読みかけのまま閉じたページ 飲みかけのグラスに 午後が映る 言いかけたままの想いが テーブルの上 呼吸していた なにもない休日が なぜか少し 胸を締めつける 「今さら」も「もしも」も 言葉にしないままで 時計の音だけが 優しく響く 街のざわめき 窓越しに滲んで 氷が溶ける やけに静かな音 書きかけで止まった手紙と 席を立てない午後の気配 「忘れたい」なんて嘘だった 見ないふりしてただけだと気づく なにもない休日が 本当は何かをほどいてく 忙しさに置き去りにした 自分の声が 顔を出すたび 少しだけ 怖くて愛しい 思い出せない名前のまま しまい込んだ感情が カクテルの底に まだ残ってる なにもない休日に 重ねたものがこぼれてく 読みかけの本の先に 書かれていない未来があるなら 今は ただめくればいい 誰にも見えない午後の隅で 私の輪郭も 定まらないまま 午後の光に 静かに溶けていく |