『花びらの沈黙』 歌詞欄(Lyrics)風が 髪をすくって 名前まで 連れていった 今日という日が そっと 落ちてゆくのを 見ていた 指先で触れた あなたのぬくもり たしかにそこに いたはずなのに 声にすれば 壊れそうで 私は 黙ったまま 聞こえたのは 花びらの沈黙 時が止まる その一瞬 誰にも言えなかった 言葉が 胸の奥 揺れていた ねぇ もしあのとき 違う道を 選んでたら 今も 隣に あなたはいたのかな 答えはいらない ただ、思い出すだけ 春の終わりに あなたを 残された空に 浮かぶ月を見て 名前を呼んでも 返事はなくて でも不思議と まだここに あなたの気配が いる気がするの 光の中 花びらが舞うたびに 過ぎた季節 胸に落ちる 話せなかった 想いのかけら ひとつ、また ひとつ、舞ってく ねぇ もういないって わかってるのに 探してた 風に消えた あなたのぬくもりを 未来なんて 見えなくても この春だけは あなたを 忘れたくない 耳元で 聞こえた気がした あなたの声で 私の名前 言わなかったさよならが まだ 胸に 咲いている |