蝶に群がる蟻 歌詞欄(Lyrics)【Verse 1】 美しき羽根が風に千切れて 地に落ちた蝶に群がる影 誰もが口を噤んだまま 甘い香りだけ貪っている 【Verse 2】 その羽ばたきは夢か幻か 命の名残など見向きもせず 誰かの終わりを踏みにじる度に 「生きてる」ことに酔いしれていく 【Pre-Chorus】 見上げた空は嘘の蒼 正しさすら声を失くした 誰かの希望も、誰かの絶望も すり潰されて、土に還るだけ 【Chorus】 この世界は、虚ろな宴 舞い落ちた蝶に群がる蟻たち 美を食らい、善を削り 残ったのは骸の楽園 もし君がまだ、信じているなら この穢れた地に咲く花を愛して 穢れても、傷ついても その胸に灯る火は消さないで 【Verse 3】 偽りの栄光、剥がれた飾り 笑顔の奥に潜む飢え 正しさを語る者ほど 誰より深く黒に染まる 【Bridge】 蝶は誰よりも自由だった だからこそ、奪われた その羽はもう、動かない 【Final Chorus】 ああ、この世界は、哀しい楽園 命が落ちても、拍手はやまない 華やかに、醜く 散っていく度、誰かが笑う でも君だけは、忘れないで欲しい 踏み躙られた蝶の尊さを たとえそれが、もう動かなくても その羽根はきっと空を覚えてる 【Outro】 群がる者たちが去った後に そっと咲く、一輪の花 |