風が名前を呼ぶ頃に — :空咲ひかり 歌詞欄(Lyrics)窓の外の白い風 君を思い出すたびに少し痛い あの日くれた言葉だけ 指の隙間をすり抜けてく 「もういらない」って言えたのに 夜がくるたび呼んでしまう 優しさって何かを奪うね 見えないままのぬくもりで 遠く滲む街のあかり 心が少し遅れてる 君を助けたあの日の声が 今も胸で響いてる 愛を知らずに愛していた ただ君を見ていた 嫌いになりたくて 与え続けた 誰よりも君を助けたかった それが愛に変わっていくことを 知らないふりで笑ってた 街の明かり 滲む午後 追いつけない心の速度 過去と未来のあいだで 私だけ置いていかれる 言葉よりも遅い涙 夜の底でやっと気づいた 好きとか嫌いとかじゃなくて 君がいたことがすべてだった 閉じた瞼の向こうで 君は今も少し先にいる 誰にも見えない未来を ただ見つめ続けている |