『棘咲く白ノ音に堕ちる街』 歌詞欄(Lyrics)鈍色の朝 濁った空気 目蓋に溜まる 棘付きの無意識 誰かの嘆きが 風を裂いて 名も知らぬ聲が、灰を踏む 進みたい 進めない 眠れない 癒せない 空洞の鼓動 言葉も 意味も 全部 棘になった 棘のようなノイズに 耳を塞いでも 静けさすら 痛みに変わる 叫びも願いも 意味を失くして 白く咲いた音に 堕ちていく でも、それでも まだ終わりを 受け入れられずに この墜ちた街で 白ノ音を探してる 凍てつく祝福の教会跡 夢の骸に 寄り添う影たち 眠ることも 許されぬまま 灰の群れが 祈りを捧げる 見えない 見たくない 伝えたい 届かない さよならすら 凍えた世界で 聲は ただ 白ノ音に変わる 壊れた感情が 軋む度に 誰かの光が 眩しくて怖い 信じるほどに 孤独が滲み 冷えた足音で 夜に沈む 灰になった夢 燃え残るだけ 愛も祈りも 形じゃなくて 溺れたままで 見えた景色 あの日の「自由」 幻だった 棘咲く街で 眠れぬまま 泣き聲みたいな ノイズを抱いた もう癒えなくて もう触れられず ただ白ノ音に 堕ちていく 忘れられることが 救いになる それでも私は ここで堕ちていく でも、それでも まだ終わりを 受け入れられずに この墜ちた街で 白ノ音を探してる |