昼下がりのミー 歌詞欄(Lyrics)溺れるほど深くもなく 触れたまま冷たくもない 透明で 少しだけぬるい ──感情の温度の話だ 壁に映った影が 僕より ちゃんと 形を持っている 体はここにあるのに 心は どこにも置かれていない 時間は逆再生されず 言葉は 破裂せずに ただ 沈黙の形になって 横たわっていた 体温のない水を いつから飲んでいたのだろう 熱も冷たさもないまま この街に 流れていた 僕は今も 「自分」の定義を 誰かの文章で 探してる 思い出すことが 何かを失うことと 同じだと思った夜があった 体温のない水を 今日も 喉に流し込む 痛みがなければ 愛でもない そんな嘘で 息をしていた |