風祈(かぜいのり) 歌詞欄(Lyrics)[Intro] 静もりの 真夜中 木霊だけが 応えている 忘れられた 社の奥で 時の糸が 引かれてゆく [Verse 1] 素戔嗚の 怒りは 渚に眠り 木霊のごとく 古き歌を 口ずさむ 人知れず 因幡の白兎 光の中に 消えていった [Pre-Chorus] 人の声 もう届かず 祈りさえ 枯れ果てた それでも 我らは 今も 此処に [Chorus] ああ 静かなる神々よ 祀られずとも なお そこにいて 闇を照らす 言葉もなく ただ 夜の息を 聴いている [Interlude] [Verse 2] 鵺の鳴く 陵(みささぎ)の森 闇の下に 物の怪が舞う 天狗は 再び 空を飛ばず 変わらぬままの 葉の囁き [Pre-Chorus] 光は 絶え 影も 消え ただ 魂の音が 囁く 時の淵で 待っている 導きを [Chorus] ああ 静かなる神々よ 時を越えて 何を 見ている 忘れられた その微笑み 今も 御空に 潜むのか [Bridge] 風が吹くたび 木霊する 古の 言の葉よ 朧に響く 黄泉の歌 人は皆 立ち去ったけれど [Interlude] [Chorus - Reprise] ああ 静かなる神々よ その名を 呼ぶ者は いなくとも 変わらぬまま そこにいる この国の 愛しき 静けさに [Outro] ゆらぎの中で ただ 待ち続ける 人の祈りが 再び 届くまで |