庭ソング 歌詞欄(Lyrics)[verse] 昼下がりの歪んだ庭で 誰かが泣いた声がした 花時計は逆さに回り 日陰だけが伸びていく 紅い帽子のかかしは 昨日の夢をまだ見てる 石畳の下 そっと眠る 名前をなくしたラベル [Chorus] 硝子の庭に咲く、ありもしない花が 今日もわたしの足をほどいて笑うの 誰が置いたの?あの白い猫の影 耳のないその横顔が 空を見上げてる [verse2] 昨日と今日のあいだには ふたつ折りの手紙がある 「しあわせですか?」とだけ書かれた 見知らぬインクのにおい 指先からこぼれた声が 小鳥のかたちにほどける それを拾う自分の手は もう熱を失っていた [Chorus] ひび割れた花瓶には、水も夢もなくて わたしは声を落としたまま歩くの あの猫がいた場所にはもうなにもなくて 「戻らない」という言葉だけ 庭に残ってた [Chorus] 硝子の庭に咲く、ありもしない花が 今日もわたしの足をほどいて笑うの 誰が置いたの?あの白い猫の影 耳のないその横顔が 空を見上げてる |