合格の裏に 歌詞欄(Lyrics)[Verse 1] 名前が載った紙を見て 足が止まった 枠の数をあとで見て 思わず息をのんだ 誰が落ちたかなんて 知る術もないけど この結果が 誰かの未来を動かしてる [Pre-Chorus 1] 自分がいなければ 誰かが通ったのかもしれない もっと強い理由を その人は持ってたのかもしれない どんな気持ちで今を歩いてるのか ふと考えてしまう 顔も名前も知らないのに なぜか心に残っている [Chorus 1] 定員がなければ 基準を超えた者は全員合格で その場ではきっと 誰も泣かなくて済むかもしれない だけどそこから先で また椅子の取り合いが始まる 競争のない世界は 難しいのだろう [Verse 2] 選ばれる瞬間は 毎日のなかに転がってる 部活も進路も 誰に任せるかって場面もそうだ 表に出る役割ほど 注目と評価がまとわりつく 人気の陰に いつも見えない敗者がいる [Pre-Chorus 2] 自分がいたことで 誰かの進路が変わったのかもしれない あのとき別の選択をした者もいるだろう 今その人生に納得してるなら それが一番だと思う でもその想像が 頭から離れないときがある [Chorus 2] 競争がなけりゃ もう少し楽に生きられるけど 現実はそれだけではまわらない 落ちる経験に意味があるって 本気で言えるように せめて今日も誰かの涙を ムダにしたくはない [Bridge] 全員が満足してたら 争いは起きないだろう でも“もっと上”を誰かが目指した瞬間 また始まる 比べるためじゃなく 超えるために生きていたい 戦う理由を 自分で選べるようでいたい [Final Chorus] 悔しい日もある 折れそうな夜もある けど一つの合格が 誰かの未来を照らすなら 選ばれた意味を 誰かのために使いたい そんなふうに思えたら 少しは救われるかもしれない [Outro] 目立つことよりも 見逃さないほうが難しい 誰かの努力に 気づける自分でいたい 前を向いてるやつを ちゃんと見ていたい そいつが進む道を 応援できる自分でいたい |