蝉時雨 歌詞欄(Lyrics)[Verse 1] せみしぐれの中 耳を澄ませた アスファルトに残る雨の匂い 君がいた夏の午後が まだそこにある気がして 触れられないまま 立ち尽くしていた [Pre-Chorus] 手にした言葉を 捨てるように 僕は黙って 空を仰いだ [Chorus] ねぇ あの日の僕らは 何を信じていたんだろう 壊れそうな声を 重ね合いながら 明日を描いた もう届かない 遠い青空に [Verse 2] 信号が変わる 街は歩き出す 取り残された僕ひとりだけ ポケットに忍ばせた 言えなかった言葉は 駅のざっとうに 溶けて消えてゆく [Pre-Chorus] 忘れられないよ 君の声を 風がさらって また呼び戻す [Chorus] ねぇ 季節が巡っても 僕はここに立ち尽くす 置き去りの時間を 拾い集めても 君はいなくて ただ夕暮れが 胸を染めていく [Bridge] どうして人はいつも 失ってから気づく 言えなかったことほど 心を刺すんだ [Final Chorus] ねぇ 夏が終わっても 僕らは変われないままで 零れ落ちた夢と すれ違った声を 夜に預けて まだ歩き出せず 明日を探してる ねぇ 季節が巡っても 僕はここに立ち尽くす アスファルトに残る雨の匂い 君がいた夏の午後が まだそこにある気がして [Outro] 夏のあと 静かな夜に 君の名前だけ 繰り返していた |