あのころ 歌詞欄(Lyrics)[Intro] [Verse 1] ボクは小学3年の2学期に 地方から転校してきた Sくんは5年の一学期から 隣の学区から転校してきた Ⅰくんは小学6年の時に どこかしらから転校してきた [Verse 2] Ⅰくんは白土三平のファンで アシスタントが出来るぐらい 小学生のくせに画力が半端なく SくんはⅠくんと仲良くなって 彼も漫画を描くようになった 僕も彼らの真似事をするように [Chorus] Sくんはセンスがあったから いつだったかボクに描いてくれた 仮面ライダーがすごく上手くて 「すげーっ!」と思った [Verse 3] 中学生になるとⅠくんはエレキギターを Sくんはフォークギターを買って Ⅰくんはレッドツェッペリンへ Sくんは吉田拓郎とかへとそれぞれ 趣味が変わって漫画は描かなくなった あんなに絵が上手いのに勿体ないと ボクは思ったけどどうしようもない [Verse 4] ボクはちまちまと漫画っぽいものを 描いてはいたけれどそもそも自身が 努力とかするのが嫌いなズボラなので いつも中途半端でまともに作品を 1つも完成させたことはなかったし 人の似顔絵とか描いて喜んでいた [Chorus] あの頃Sくんの家でつげ義春の 「ねじ式」や「紅い花」を見て 衝撃を受けたのを覚えているが その時はそれだけだったけど [Interlude] [Bridge] あの頃は よど号ハイジャック事件や 三島由紀夫が市ヶ谷で割腹自殺したり 大久保清の事件やあさま山荘事件や 川端康成が自殺したり数年の間に 大きな事件が集中してて衝撃的だった [Outro] そんな激動の時代ではあったけれど それらはすべて白黒テレビの中の話で ボクはフツウにまったくやる気の無い 一人のボーッとした少年だった ボーッとしていた ボーッとしていた ボーッとしていた ボーッとしていた |