芍薬のひとひら 歌詞欄(Lyrics)風がそっと 頬をなでてく 名前を呼ばれた 気がしたの ひかり揺れる 春の木陰で あなたの声が 胸に満ちる うつむいて 笑った日々が 芍薬のように 優しかった 触れたら散りそうな 想いが咲いて ためらいに そっと色をさす 言葉にならず ただそばにいた あなたにだけ ひらく花 歩幅さえ 合わせていたの 気づかれないように 願ってた ゆるやかに 流れる時間(とき) 花びらみたいに 舞っていた 声にはできない 願いが咲いて 静けさに そっととけてゆく ためらいながら それでも咲く わたしの中の 芍薬よ 誰にも見せない想い 心の奥で咲き続ける 散ることさえ 恐れないで 今だけは そばにいたい たしかなことなんて なにもないけど この気持ち 風に預けたい そっとふれたら ほどけてゆく あなたに咲く 芍薬の夢 風がそっと 花をゆらして ひとひらだけ 残していく |