夜明けの街 歌詞欄(Lyrics)眠っていた街が 目を覚ましだす 淡い光が影をほどいて 昨日の夢をそっと包むように 新しい風が吹いてくる 街はまだ 静かなまどろみのなか 目をこすれば まだ冷たい空気 誰かのために始まる日々が 今この街を 動かしはじめる 流れる時間(とき)に抱かれながら 僕は静かに進んでゆく 夜明けの街 色づいてく 朝の光が窓に降り注ぐ いつかの涙 そっと溶かすように 優しい風が吹く 静寂(せいじゃく)に染まる 街の片隅で 遠く響く 足音のリズム 誰もいない交差点に 佇むのは 僕一人だけ 夜の終わりを告げるように 東の空が滲んでく 眠っていた街が ゆっくりと目覚める やわらかな光が全てを照らし 昨日の悲しみ 静かに溶けて 新しい朝が始まる いつかここを離れる日がきても この景色は 胸に残っているだろう 目覚めた街に 手を振りながら 変わらぬ空が見守っている 新しい今日へ 踏み出していく 希望の風が吹いている 振り返らず 光の中へ 未来へ続く道をゆく |