撫子の頃に 歌詞欄(Lyrics)ふたりで歩いた 川沿いの道に 咲いてた撫子 風に揺れていた 「似てるね」って君が 笑ったその横顔 今も胸の奥で 咲いてやまない 言えなかった言葉 胸の底で 何度もくりかえす 夕暮れの影 時は過ぎても 君の残像(すがた)は 撫子みたいに そっと揺れている 守りたかったのに 守れなかった その背中を今も 探してる 強がりばかりの 僕の声じゃ 届かないままに 君は消えた なぜだろう 涙がこぼれる あの日の君が ただ愛しくて 純愛だけじゃ 届かないもの この胸に今も 残っている 撫子のように 咲けたなら 君をまだ 抱きしめられたかな… 遠ざかる背中に 目を伏せたまま 声をかけることも できなかった たとえ一瞬でも 戻れるのなら 君にあの言葉を 伝えたい もう一度 歩いてみたいよ 撫子の花が 咲くあの道を 可憐な君の 微笑みだけが 僕を今 支えてくれてる 風に揺れる 花のように 君をまだ 呼んでしまうよ 今もまだ 咲いているなら あの日のように 会える気がして |