Spring’s Tears 歌詞欄(Lyrics)大地にポトポトと春の雫が落ちる時が来た。 一緒に何が落ちるのか、その時考える。 きっと、適当にしてきたものが落ちていくのだろう。 そうして痩せた気になって満足をして、大事なものを見落とすのだろう。 誰か気付いてくれるだろうか? その落ちたものが、これからの自分にとって欠かせない雫の一滴だと。 他でもないたったひと雫、指に染み込ませるだけ、ただそれだけの事を。 自分で拾い上げる気がなくて、 何がいいのか悪いのかも見分けらず、 いつかどこかで自分を誰かが 救ってくれると勘違いして、 甘えているのは悪い事じゃないって、 その限度も分からないで、 ずっと1人になる事なんかないって、 希望という言葉を良い方にだけ信じ続けて、 限界が来るまで春という言葉が暖かいと 触りもしないで、 春は誰にも暖かいものだと信じ続けるのだろう。 誰か正してくれるだろうか? 春が冷たい風も運ぶ事を。 桜が咲いて散って、次の季節へ進むように、 雫を染み込ませた腕が、脚が、心が、新しい自分を形作っていく事を。 独りでも、穏やかに、虚わず、耐えていける自分を作れる事を。 春の雫が落ちる時、大地だけでなく、自分にも注がれる風を感じていこう。 そして、落ちるだけじゃない、進んで遠くにある物を探してみよう。 下を向いてもいい、上を向いてもいい。 春は自分だけで感じるものじゃない。 みんなで感じて開いて進んでいくものだから。 遠くにある雫はきっと冷たいけど暖かい。 |