討ち入りの前夜祭 歌詞欄(Lyrics)[Verse 1] 闇に沈むは 向こう三軒 小言の積りて 今や怨みぞ 夏の盆より 挨拶も絶え 豆腐の使者さえ 追い返された 溝の掃除を すれば砂を盛られ 隣の祭で うちの太鼓を折られた 笑うなよ、隣町! 怨念ここに、燃え上がる [Chorus 1] えいやと掛け声 夜に響けば 担ぎ上げたる 誇りが唸る 火の粉が舞えども 退かぬ覚悟 討つは意地なり 町の魂! [Verse 2] 帳の下りし 路地の角 犬も知ってる この因縁 瓦投げられ 看板を汚され 回覧板すら 戻らぬ日々よ 子供の凧が 紐を切られた日 誰が笑ったか 知れた話ぞ 隣町よ、聞け! 誠は、かくも根に染みる [Chorus 2] そいやと声を 空に放ちて 灯りの数だけ 憤りあり 曇るは我らの まなこに非ず 襲ぐは一手 祭の夜に! [...間奏...] [Chorus 3] 今宵の腹鼓 そなたに聞かせん 箸の代わりに 拳で語る 甘き汁など 要らぬと知れよ 喰らえ一撃 町の誓い! [Talking] 「八百屋の作兵衛、石を投げられた……」 「公民館の鍵、夜中にすり替えられておった」 「子供の早朝体操記録帳、全部燃やされ申した」 「うちの神輿、勝手に担がれて壊された」 「豆腐屋の源六、遊郭で妙な熱を拾ったそうな」 「それから……庄助の孫、隣町の犬に懐かれて泣いとった」 [Final Chorus] 討つぞ、今宵ぞ この手で払う 怒りの炎を 祭に変えて 鐘が鳴るなら それが号令 運命の一歩 踏み込むときぞ! 灯せ、提灯 叫べ、我らが 町の誇りと 生き様ここに 太鼓の響きに 心を重ね 夜の果てまで 声を揃えて!! |