「透明なナイフ」 歌詞欄(Lyrics)[powerful high-pitched male vocals.] [Intro] 午前2時、冷えたカップに残る 君のルージュだけがまだ熱を持ってる この街じゃ、誰も本音で笑わない 自分すら 裏切りたくなる夜 [Verse 1] 「愛してる」なんて言葉 意味はいつも後付けだろ? 交わした指先の震えを 僕らは“恋”と呼んで 正当化した [Pre-Chorus] 目を逸らせば楽になるって そんなの分かってたはずなのに また君を選ぶ 壊れることに慣れた大人たちの 最後の逃げ場所みたいに [Chorus] 透明なナイフが 胸の奥を裂いてく 痛みすら 美しいって錯覚してる 「愛してる」とは誰のため? 君じゃなくて 孤独の埋め合わせ 優しさのふりした狂気だった [Verse 2] 濡れた髪を無造作にかき上げて 「じゃあね」って笑ったその横顔 どこまでが本音で どこからが演技? そんなのどうでもよかったんだ 本当は [Bridge] 悲劇を望んでるわけじゃない だけど平凡じゃ 足りなかった 爪痕だけが 本物だった この胸に 確かに生きてる [Chorus 2] 透明なナイフで 君を何度も思い出す 抱きしめた夜すら もう嘘に見える 「愛してる」が 刺さったまま 抜けないまま 僕は生きてる それだけが リアルだった [Outro] 午前4時、誰もいない渋谷の交差点 信号が青でも 動けない僕がいた 君の残像だけが この夜を支配してる |