鳴らすのは、わたし 歌詞欄(Lyrics)ねぇ、誰かが迎えに来てくれるって 本気で信じてた でもね 誰も来なかったの 夜の底で ひとり 声も出せず 凍えたまま 朝を待つことにも 慣れてしまった それでも 胸の奥で 誰かが言ったの 「あなたを救えるのはあなただけだよ」って 鳴らすのは、わたし 傷ついた手でも ふるえていても 今 わたしが 鳴らす わたしだけの鐘を わたしだけの願いで まだ信じられなくても はじめの音を鳴らすのは わたし 愛されたいと思ってた でも その前に わたしがわたしを 許せていなかった 誰かのまなざしに 合わせてばかりで 自分を見失っていた でも ある朝 涙が勝手にこぼれたとき その一粒が わたしの声になった 鳴らすのは、わたし ためらいごと抱えたままで まだ道も見えないけど それでも 踏み出すよ 過去も 痛みも このわたしも すべてを連れて 鐘を鳴らす ほんとうの「わたし」のために 鳴らすのは、わたし―― |