眠る水槽 歌詞欄(Lyrics)Lyrical Creation: © 2025 銀兎 All Rights Reserved | Copyright © 2025 銀兎 【Verse 1】 午前四時 水底で夢を見てる 浮かんで消えた 君の手のひら 白い指先 数えたまま 音もなく 滑り落ちていく 【Pre-Chorus】 シャワーヘッドの向こう側 曖昧に揺れる夜の端 「あの日のことは 忘れた?」 ねえ、そう言ってよ ねえ 【Chorus】 息を止めたまま 泡になって 消えた声が もう届かないなら バスルームの底で 眠らせてよ 「痛いの?」「痛いよ」 それでもさ 夜の破片が 静かに滲む 沈む言葉に 触れられなくて 指先だけが まだここにいて 溶けていく ひとりで それでも名前を呼んでくれたら どこかでまだ 生きていけるかな 【Verse 2】 夜が終わる ひび割れたタイルの上 誰かの影が まだ乾かないまま 思い出して 君の喉を撫でた手 冷めた吐息 そっと流れてく 【Pre-Chorus】 排水溝に絡む髪 掠れて落ちた微かな声 「全部夢なら よかったね」 ねえ、そう言ってよ ねえ 【Chorus】 目を閉じたまま 闇になって 赤い涙が 流れないなら バスルームの底で 眠らせてよ 「寂しい?」「寂しい」 それだけ 軋む記憶に 滲む景色 指を伸ばして 触れられたら ひとつだけでも 伝えられるかな それすらもう 遠すぎて 夜に溶けた声が残るなら 今でもきっと そばにいるのかな 【Bridge】 ひび割れた夢が滴る 排水溝に落ちていく 指先が もう冷たくて 名前すら ほどけてく 【Final Chorus】 息を止めたまま 泡になって 消えた言葉が 戻れないなら バスルームの底で 眠らせてよ 「痛いの?」「痛いよ」 笑えるね 砕けた月に 溶けた願い 二人の影が 霞んでいく 最後の声が 触れた瞬間 水の底に 消えてく それでも名前を呼んでくれたら 夢の中で もう一度会えるかな 「寂しい?」「寂しい」 それだけ |