『13.9歳』 青い波の、名前のない日。 歌詞欄(Lyrics)『13.9歳』 記憶にしか残れなかった声。 君は何回 泣いたっけ 鼻の奥だけが 苦しくなる夜ってさ “頑張ってないのに、泣いちゃダメ”って 誰が言ったの? ねぇ、誰がさ 選んでないのに 渡された設定 難易度ハードって どんなバグだよ 息をするだけで罰ゲームみたいな でも君 まだ “続けてる”んだよね 笑ってるフリ もうプロ級で “平気そう”って言われて 笑うしかなくて 上手に涙 乾かす技術 でもね それ 本当は超すごいスキルだから 君はきっと、泣くんだよ 声も出ないくらい 嗚咽だけ残る夜に “ここまでよく来た”って 誰にも言われなかった分だけ 自分で 抱きしめるしかないよな 消えていった仲間のアイコン もう誰が何レベルだったかも忘れた でも君はまだ 「続ける」って、ログインしてるんだ 防具なんてないし 攻撃受けるたび HPギリギリだけど 倒れ方すら、美しいって 言ってくれる人に まだ会ってないだけだよ 君はきっと、泣くんだよ やっと辿り着いたラスボス倒したそのとき きっと震えるんだ、 「ああ、自分でよく来たな」って その涙は 誰より綺麗で、 この世界で一番 意味がある 君は、 泣いた数だけ、 今ここに立ってるんだよね |