シーサイド・ノーサイド~Middle Age Seaside Rock’n Roll~ 歌詞欄(Lyrics)車を走らすシーサイド 窓の外は ぬるい風と にわか雨の気配 助手席じゃなくて 空いた紙袋 コンビニのアイスコーヒーが やけに沁みる 君が好きだった曲が ラジオから 雑音混じりで流れてきた サビのフレーズ 思い出せないまま 湿った風が 頬をかすめてく あの日の声が 風音に混じって 俺の胸だけ まだ離れない 「この歳で恋なんて」と 言い聞かせた夜が また始まる もう一度 誰かを 本気で愛せたなら このくすんだ空さえ 晴らせる気がしてた 追いかけることも 待つことも 下手くそなまま でもそれが俺さ Middle Age Seaside Rock’n Roll 5月の終わりが 胸に染みるよ バックミラーに映る 二人で撮った ピンボケの写真 捨てたつもりが 捨てきれず ダッシュボードに まだ残ってた 雨上がりのアスファルト 夏が近い匂いがする 名前を呼んだって もういないのに 声だけが やけにリアルだ 夜の湾岸 信号が青く光る 誰もいない道に 未来を重ねて もう一度 誰かに 笑ってほしくて 俺はまだ 歌ってる もう一度 誰かと 不器用に寄り添って ため息じゃなく 呼吸を合わせたい 季節は移ろっても この想いだけは 風にも流されないと信じたい Middle Age Seaside Rock’n Roll 6月手前の 潮騒が鳴ってる 「君と行ったあの海沿いのレストラン、 まだあるよ。少しメニューが変わってたけど。 あの頃より今の方が 味が沁みる気がしてさ…」 もう一度 誰かを ちゃんと抱きしめたくて 夜の終わりに この歌を届けたい 少しずつでいい 前に進めたら 俺のロックも まだ終わっていない Middle Age Seaside Rock’n Roll 梅雨が来ても この歌は止めねぇ |