忘れられた島のワルツ 歌詞欄(Lyrics)さびた さくが さざなみを 見ている 機械の腕の こどもが ひるさがりの ひかりに ひたって 古い教科書 めくっている つのが つきさす つちの上 少女の影が 揺れている だれも だまって だけど確かに ここで息をしている 忘れられた島で ワルツを踊る ぎこちない足音が 風に溶けていく 僕らは多分 はぐれものだろう 3拍子の 歪んだリズムで 揺れて 揺れて 揺れている うみが うつす うすい記憶 彼らの瞳に 何が見える きえた きずあと きのうみたいに でも戻れない 場所がある ネジが ねじれて ねむっている 錆びた丘の 片隅で ゆめを ゆすって ゆらしながら 僕も同じさ きっと 忘れられた島で ワルツを踊る 不揃いな鼓動が 潮に消えていく 僕らは多分 似た者だろう 3拍子の 歪んだリズムで 揺れて 揺れて 揺れている かぜが かすめる からだを そっと そっと 記憶の海が 割れていく 音もなく 音もなく 忘れられた島で ワルツを踊る ぎこちない足音が 空に溶けていく 僕らは確かに はぐれものだろう 3拍子の 美しいリズムで 忘れられた島は 今日もワルツを 静かに 静かに 踊っている 揺れて 揺れて 揺れている 静かに 揺れている |