残響 歌詞欄(Lyrics)破れかけたノートのすみに にじんだ文字がまだ泣いてる 「さよなら」だけが きれいすぎて ほんとの気持ちが埋もれてた あの日、強がってた私を もう一度、抱きしめたいよ 悔しささえ あたたかかった あなたの手のひらを まだ覚えてる 泣いてもいいよって 書いてあった 震えるペンの跡 今も消えない 鼓動が叫ぶ 名前を呼ぶ 終わった恋の その続きを まだ 心が歌ってる 破られたページの向こう ふたりの写真が笑ってる 変われないまま 時間だけ過ぎて 変わりたかった 私がいた 今さら気づいた優しさに 何度も夜をこぼした 強さじゃなく 弱さの中で ほんとの私が 目を覚ました 「好きだった」より 「ごめんね」のほうが 言えなかったこと 重く響いた 声にならない 最後のフレーズ ページをめくる そのたびに また 心が歌ってる 燃やしてしまえば 消えるのかな それとも痛みだけが残るの? でも この痛みさえ 私の証―― 泣いてもいいよって 書いてあった あの頃の私を 抱きしめたい 鼓動が叫ぶ 名前を呼ぶ 古い日記の 一行に まだ 愛が生きている |