toxic 歌詞欄(Lyrics)[Verse 1] 煙る視界の向こう 笑う君がいた 平気な顔してさ 心だけ焦げてく 誰かのストーリーに 混ざるように生きて 好きと嫌いの間を 泳いでいる [Pre-Chorus] ねぇ この夜を続けてよ 理屈なんてどうでもいい 嘘でもいい 抱きしめて 壊れるまで [Chorus] 夜に溶けて 消えていく 君の声で息をしてる 痛みさえも 甘くなる 毒のような キスをもう一度 [Verse 2] 鏡の中の自分 他人みたいだね 笑うたび バランスが崩れていく 「愛してる」なんて言葉じゃ 何も守れないのに [Pre-Chorus] ねぇ このまま沈んでいこう 救われないままでもいい 君の影が 息を揺らす 逃れられない [Chorus] 夜に溶けて 沈んでく 二人だけの現実で 痛みさえも 優しくて 癖になるの 戻れないほど [Bridge] 光と闇の間で 君の声がノイズになる 綺麗なまま 終われない それでもいい [Final Chorus] 夜に溶けて 消えていく 君の夢で息をしてる 愛も嘘も 混ざり合って 毒のように 甘いまま 落ちていこう ------------------------------------------------------------ ## ライナーノーツ|toxic ## 夜がガラスのように軋む。 街の呼吸は静かに滲み、 残された体温だけが現実を証明している。 愛も嘘も、区別のつかない速度で流れていく。 触れたはずの指先が、もう記憶の断片に変わっていく。 それでも人は、名前のない優しさを求めて、 壊れる音を聞きながら眠る。 この曲は、崩れていくものの中に宿る美しさを描いた。 痛みを拒むほどに、心は“毒”を必要とする。 だからこそ、真実よりも甘いものを抱きしめてしまう。 “toxic”—— それは、愛の残骸を撫でるように続いてしまう呼吸のこと。 滅びを恐れず、夜の中で静かに輝くその瞬間を、 あなたの中の孤独と重ねて欲しい。 |