三尺玉と口どけロマンス 歌詞欄(Lyrics)[VERSE 1] 浴衣の袖が ふと触れて もうそれだけで 火がつくみたい 炭火の匂いが 風と絡んで 君の声が 耳の奥に落ちる 焼きとうもろこし かじるその唇 しょうゆの艶が 夜ににじんで 見とれていたら 笑われたけど こらえきれずに 目をそらす [PRE-CHORUS] 熱々のたこ焼き とろり頬にのせ 「あついよ」なんて わざとらしいね 口元に光るソースの跡 なぞるように恋が溶ける [CHORUS] 三尺玉が 夜空にとろけて 君の瞳を 染めてゆくんだ わたしの中で はじける何か 甘くて 熱くて 言葉にできない 串カツの衣が ふわり香れば 心の奥まで揚がってしまう 今夜のわたしは ちょっと大胆 恋の火種が もう抑えきれない [VERSE 2] じゃがバターの塩気が 唇に残る 君がふとその味を確かめるように 近づく距離が 何も言わせない 次の一口が 待てなくなる 冷えたラムネを 二人で回して 泡が弾けて 喉をくすぐる さりげない視線の裏にある この鼓動 気づいてるでしょう? [PRE-CHORUS 2] からあげの熱が 指先を伝い そのままつかまれてしまいそう 「食べたい?」って言われた瞬間 わたしのほうが 欲しくなる [CHORUS 2] 花火が裂けた 空の静寂に ふたりの気持ちが 重なりあう チョコバナナが 少し溶けたら そっと唇で 受けとめてみて この夜が終わるのがこわい だけどいまなら言える気がする 「ずっとそばにいて」って 三尺玉が 応えてくれた [OUTRO] 火照る肌と 熱い空気のなか ふたりの影だけが 静かに揺れる |