Biryani 歌詞欄(Lyrics)香りが立つ スパイスの夜 ひとさじのさだめが 目覚めるわ しっとり炊いたバスマティライス あのときの別れを 思い出す カーデモンと涙がしみて やけにやさしい 味になる 回すスプーン、軽くスウィング シナモンの渦が誘う 語らずとも 伝わるものがある ミントの葉がささやく そう、これはただのごはんじゃない 層になった時間と願い ほろりほろり チキンがほどけてく 心の奥を 炊きなおすように 燃えろ!クローブと魂の叫び 焦げつく鍋底 欲望のクレッシェンド 牙をむけ!カシューナッツの嵐 我はビリヤニ、王の宴 彼と分け合った日曜の昼 レーズンの甘さが 不意に刺さる 記憶の香辛料たち なぜか今 笑えてくるの 運命を炊き込んだ 鍋の底に 愛と怒りと赦しを隠した ああ、混ぜあわせるのよ 運命を、すべてを! ビリヤニよ、鳴り響け ジャンルの壁を 超えてゆけ 涙も汗も 旨味のひとしずく 人生ごと スパイスにして 食べてくれ、最後の一口を ミントが残す やわらかな余韻 またいつか 誰かと味わいたい ああ、ビリヤニよ 君は僕の 魂のレシピ |