蜃気楼(V2) 歌詞欄(Lyrics)稼いだ分だけ景色が変わると思っていた 靴を新しくして部屋を広くして 付き合う人の名刺の肩書きも 気づけば長くなってた コンビニの袋ぶら下げて歩く 夜中の街は静かすぎてさ ポケットの中の小銭が鳴って あの日の自分に会いたくなる 夢はまるで蜃気楼みたいで 指先かすめたら消えちゃうんだ 追いかけるたび靴底減って 笑っちゃうくらい疲れてさ 恵比寿で食べるシェイクシャック 胃袋は喜ぶけどさ 心はどこか知らない駅で 電車待ってるみたいだ 夢はまるで蜃気楼みたいで 手を伸ばすたび遠くなる 選ばなかった未来に手を振って 「またね」って呟いてみる タバコの煙が目に染みて 涙か灰か分からないよ あの頃の僕はどこに行った? 鏡が少し意地悪に笑う 夢はまるで蜃気楼みたいで つかむ前にぼやけてく 選んだ道が遠回りでも 歩いてりゃなんか見えるかな 稼いだ分だけ、荷物が増えた スニーカーの紐も解けてさ 恵比寿の風が冷たい夜に コンビニのコーヒーで温まる |