紅い傘の残響 ~Moon Strings and Red Glasses Japanese version~ 歌詞欄(Lyrics)月明かり 障子の裏に沈み 微笑みは 漆の床をなぞる刃 紅い硝子は隠した刃のよう 影は待つ 光のその外で 歪んだ糸から真実を弾いて 灯籠が導く 秘密の音色 蒼く染まった髪 静かな呪文のように 言葉で語れぬ物語 硝子と絹 吐息と罪 まだ訪れぬ足音の響き 遠い世界から見つめる彼 彼の名を奏でる 禁じられた美術品のように 月下に囁く、炎のように 静寂を呼び、名は決して言わず 紅い傘が回る、ゆるやかな別れ 彼女は影に歌い、百合は泣く 旋律は夜を煙のように登り 呼吸は破られた誓いのよう 落ちゆく椿、忘れられた呼び声 夢と襖を抜け、手を伸ばす彼 彼女は微笑む、歌は繰り返し 裸足の下で巡る愛 月下に囁く、炎のように 静寂を呼び、名は決して言わず 紅い傘が回る、ゆるやかな別れ 彼女は影に歌い、百合は泣く 彼女が部屋を去る姿は見えず ただ糸の音、花の香だけが残る |