灯をかかげて 歌詞欄(Lyrics)誰かの足音が 夜に消えてゆく 風は道をさらい 名前も知らない影 この手に残された 小さなあかりだけ 揺れるたび 胸の奥 なにかがうずいた 呼ぶ声はなくても その背中を追って 私はともす この光を 届かぬかもしれない それでも構わない 誰かの夜を 照らせるなら たとえ見失っても 光はここにある それが誰かの 道しるべになる 振り返れば 同じ闇を見ていた 歩幅は違えど 迷いは似ていた 涙を隠すように 火をかばう手のひら この痛みさえ あたたかく感じる 道なき道の先で もしも立ち尽くすなら 私はともす この光を 見えない未来でも 誰かがそこにいる それだけでいい 進めるから 震える足元に 希望を落として そっと誰かが 拾えるように 声にならない願いが 夜空に溶けていく きっとどこかで あなたも見てる このかすかなあかりを 呼ぶ声はなくても その背中を追って 私はともす この光を 届かぬかもしれない それでも構わない 誰かの夜を 照らせるなら 孤独という名の夜に 手を伸ばすように 光は静かに 答えをくれる |