通学路、ふたりの幽霊 (ロキさんCover) 歌詞欄(Lyrics)[Intro] 交差点の向こう側 今日もふたりは並んでた 手をつないで歩いてく 僕にだけ 見える背中 [Verse 1] いつも通るこの坂道 君たちは決まって同じ時間 制服の背が揺れていた すれ違う人波の中で 音のない影がすっと消える でも確かにそこにいたんだ [Pre-chorus 1] ねぇ 何を待っているの? 僕が呼んだその声に 風だけが返事をした [Chorus 1] 影だけのふたりが歩く 止まった時間をなぞってる 名前も知らない思い出が 僕の中で 息をしてた 今日もまた 朝焼けの中 消えそうな祈りが揺れてる [Verse 2] 教室の奥の本棚に 古びたアルバムが眠ってた めくる指が止まった場所 笑う君たちがいたハル モノクロのままのその瞳 何度も夢で見てた気がした [Pre-chorus 2] 君の笑顔が眩しくて 呼び止められなかったこと 今でも胸が痛いんだ [Chorus 2] 記憶だけふたりが歩く 僕だけが 覚えていた 名前すら呼べないままで 心だけが 足を止めた 朝が来るたび思い出す 取り残された 僕の罪 [Bridge] 事故の日は僕の誕生日 君の笑顔が目の前にあった 信号が変わるのを見てた ただそれだけの無力だった [Chorus 3] 僕の中ふたりが歩く もう誰にも見えなくても 過去の続きを連れて 今日もこの道を歩くよ 忘れないでって 言うように 光の中へ 溶けていった [Last Chorus] 通学路、声をかける僕 今はもう幽霊じゃない その場所で立ち止まるたび 未来が少し変わるように 「信号、待って」って言えた 小さな僕の 償いの朝 |