ぼくは プロ読者 歌詞欄(Lyrics)[verse1] 薄っぺらい感想 流すライン 「共感」って麻薬に沈むナイト 心の定義は 他人のサイト 他称・哲学者 自己満ライト [pre-chorus1] 人の痛みを サンプル化 批評口調で 感情を割る 「わかってる」って 顔の裏で 誰より飢えてる 愛を嗅ぐ [chorus1] 僕はプロ読者 創らぬ証者 言葉の残骸 拾う亡者 誰かの熱で 自分を燃やし 拍手の音で 虚無を飾る [verse2] 難解ワードで 鎧を着る 解釈ゲームに 溺れてる 論破で勝っても 残る空虚 言葉の墓標を 積み上げる [pre-chorus2] トレンドに棲んだ 亡霊みたい 「深いですね」で 済ますスタイル 心の空白 塗るハイライト 照らすのは 人の後悔 [chorus2] 僕はプロ読者 代弁の亡者 真実なんて 野暮な冗談 指先ひとつで 誰かを斬り 反響だけが 心を満たす [solo] [bridge] 拍手の海に 沈む声 創る勇気は まだ遠い それでもまだ ページの向こう 小さな炎が 疼いてる [chorus3] 僕はプロ読者 見透かされた夢 人の叫びで 涙を借りる いつか自分の 言葉で歌う その日をまだ 恐れてる ——レビュー欄の底で 息をしてる |