著莪の夢 -inspired by a fleeting memory - D 歌詞欄(Lyrics)[Verse 1] 最後に交わした言葉さえ 思い出せないまま 季節は巡る 駅前の坂道 午後五時の風 あの日と同じ匂いがした 何気ない仕草で君は 「じゃあね」と笑った まるで今日が 永遠みたいに [Pre-Chorus] 淡く咲いて 散るだけの その花に似てた 触れたら 壊れそうな夢 [Chorus] 会えない理由(わけ)も 聞けないまま 僕はまだ 君を探してる 著莪(しゃが)の花が 道端に揺れて 今でも あの日を呼んでる [Verse 2] 写真に残らない記憶 心の奥で 色褪せながら “忘れなきゃ”って 思えば思うほど なぜか鮮やかになっていくんだ [Pre-Chorus] 誰かの隣で笑う 君を想像して それでもまだ 嫌いになれない [Chorus] 届かぬ願いを 重ねるたび 涙より静かな痛みが 夜を染めてく 空の片隅 君はまだ 夢の中にいる [Bridge] 何も言えずに 俯いた僕に 君が言った あの言葉 「大丈夫」 その声だけ 今も 耳に残る [Final-Chorus] さよならさえも 言えなかった その優しさを 今はわかるよ [modulation] 著莪(しゃが)の花が 今年も咲いて 僕だけの 春を告げてる [Outro] 君と過ごした 幻の日々に 静かに手を振るよ |