さよなら初恋

もう君は、私の目を見て笑ってくれない。「部活がある」「勉強が忙しい」って、言い訳みたいな言葉が増えるたびに、私は、消えていく存在みたいだった。既読スルーの画面を何度も見返して、期待して、また傷ついて、勝手に泣いて、勝手に笑顔つくって。ねえ、私、こんなにも君が好きだったんだよ。でも、好きって気持ちは片方だけじゃ足りないの。「好き」って言葉が、ただの音になってしまう前に、せめて君の本音が聞きたかった。さよならの一言すらなかった恋、それでも私はちゃんと、終わりを抱きしめる。だって、君を本気で愛してたんだから。

naomikoryo (Youtube same name)