桜と白旗 – The Blooming and the Surrender 歌詞欄(Lyrics)【Aメロ1】 桜が咲いたと 新聞が言った でも本当は 昨日も空が赤かった 駅前の旗(はた) 学校の教室 口を閉じることが 愛国と呼ばれた 【Bメロ1】 書き直された手紙 読まれなかった記事 「敵性語禁止」 「国家機密」 スピーカーの声だけが正義だった そして 声を失った者が笑っていた 【サビ1】 散りゆく花に 意味を与えた “美しい死”は命を隠す 君の名も 顔も 想いも 靖国(やすくに)の石に刻まれなかった 【Aメロ2】 大本営発表 かっているという嘘 海を越えぬ言葉を 誰も疑えなかった 飛び立った少年が 帰らない理由を 「英霊になった」と言い換えた 【サビ2】 白旗が揚がった夏の日 国は何も説明しなかった 聞こえない詔(みことのり)だけが 街に響いた そして何もなかった 【大サビ】 君の声は誰にも届かず 命は桜に例えられて終わる 誰かが笑い 誰かが泣いた だけど それも言えなかった 「…玉音放送を、再生します」 (ノイズ → 無音) |