キセキレイI 歌詞欄(Lyrics)[Intro] [Verse 1] 朝焼けの坂道 スニーカーの音が消えてく 君がいた気配だけ 背中にまだ刺さってる 川沿いの白い石 跳ねるように飛び越えた 羽音だけ残して キセキレイが笑ってた [Pre-Chorus] 君は風を連れてきて 僕の声をさらっていく 見えない何かを信じた日々に 爪痕だけが増えてく [Chorus] ねぇ 僕はまだ 君の影を踏んでるよ 色褪せた景色に 置き去りの声を探す 舞い上がる その小さな背中 どうしてあんなに綺麗だったの 戻れない それが奇跡のかたちなら せめて歌にして 君を呼ぶよ [Verse 2] 夢の中 触れた手は ひどく冷たくて優しい 嘘をつく代わりに 黙って頷いたね 夕暮れのオレンジが 世界を染めていく頃 キセキレイはもういない それでも空を仰ぐ [Pre-Chorus] 何も言えず俯いた 心はまだ子供のまま 見送ることすらできなかった 羽ばたく君の最後に [Chorus] ねぇ 僕は今 何を守れているの? 曖昧な正義と 綻びた祈りのあと 舞い落ちた その一羽の影 風のように 透けていた気持ち 忘れない それが奇跡の続きなら この声枯れても 君を歌うよ [Bridge] 瞬きの裏側に 閉じ込めたあの日の声 耳鳴りのように 君がまだ そこにいる気がした 水面(みなも)に映る自分を 何度責めても変わらず 君がいた世界だけが ずっと眩しくて [Final-Chorus] ねぇ 僕はまだ 君の影を踏んでるよ 色褪せた景色に 置き去りの声を探す 舞い上がる その小さな背中 どうしてあんなに綺麗だったの 戻れない それが奇跡のかたちなら せめて歌にして 君を呼ぶよ [modulation] ねぇ 届かない と分かっていたとしても この胸が選んだ 痛みなら受け止めるよ 呼びかけた その羽根の名前 忘れられるはずなんてないんだ 今もまだ 僕の世界を舞ってるよ 君という奇跡を 生きているよ [Outro] キセキレイ もう届かない それでも ずっと 名前を呼ぶよ |