-私とおじさん- 私とおじさんの遭遇2 歌詞欄(Lyrics)[spoken intro]…私、何か悪いことした? [verse] 思い当たるようなことはなんにもない。 なんにもないぞ… [Pre-Chorus] とりあえず、おじさんにバレないように索敵してみよう。 [chorus1] ふむ・・・おじさんと言ってもバリバリのおじさんというわけじゃなくて、だいたい三十手前くらいかな。 お兄さんと言ってあげてもいいような気がするけれど、そんな義理はない。 割とスラッとしている感じでかっこよさげに見えなくもないけど、服がなんだかしわしわくちゃくちゃ…。 横にした人差し指を鼻の下に当てながら、なんか美術品を鑑定するみたいに、落ち着いた雰囲気でこっちを見てる。 おじさん不審者なのに堂々とし過ぎだよ。これ立派な事案ですよ? [Spoken Word]「あのお、おみずいりますかあ?」 [verse2] この、間の抜けた声! 店員の悠々ちゃん(無表情)が、おじさんにお水のおかわり確認をしてくれた!もしかして店長の指示? [female narrator]――てんちょうは あわわ というかおで めをしろくろさせている [verse3] だよね。違うみたい。 店長って、人間的にはいい人だけれど、『いつもきてくれてる可愛い女の子が変な人に絡まれて困ってる!助けなきゃ!俺は店長だぞ!』なんて職責を重んじるタイプじゃない。客と一緒になって怯えるタイプだもんね。 [Spoken Word]「あのお、おみず…」 [verse4] 悠々ちゃん(無表情)も大概だなあ… 普通、一回聞いて返事がなかったらスルーして次行っていいんだよ… [chorus2] いやでも今この状況下では好都合だ。悠々ちゃんが変なおじさんの気を反らしてくれてるその隙に、私はサッとどこかへ逃げちゃえばいい!っていうか逃げちゃおう! 意を決した私が、おじさんとの間合いを確認するべく、一瞬ヒトミを右に動かしたその一瞬。私とおじさんは、ばっちり目が合った。 私とおじさん目が合ったやばい。 [Spoken Word]…こらあかん。[End] |