薔薇の楽園 歌詞欄(Lyrics)ゆらめく色彩の中で ひとひらの罪が咲いた とげのない微笑みで 誘われた迷宮の庭 誰もが夢を見るけど そこは夢ではなかった 香りに酔いながら 手を伸ばしてしまったの 薔薇の楽園 甘くて痛い 赤く染まる指先が 選んだのは永遠じゃなく 優しい偽りだった そっと踏み込んだ花壇 足跡さえ消えてゆく 静かに笑う彫像が 真実を知っていたのに 囁いた「もう戻れない」 それでも歩いてしまう 風に舞う花びらが 時を止める魔法をかける 目を閉じた瞬間に すべてが変わり始める 祈りのように咲く花に 願いをひとつささやいた 「忘れられてもいいから 今だけ、咲かせていて」 薔薇の楽園 儚く揺れ まぼろしを飾るように 愛と名づけた呪文だけが 胸の奥で残ってる 散ってゆくその瞬間 綺麗と思えたなら きっと私は騙されても それを幸せと呼べる 誰かが残した詩が 花びらに埋もれていく 「薔薇の楽園へようこそ」 響いた声は私のもの 今日も咲く 消えることなく 夢よりも深いところで 美しく毒を宿して あなたを待っている |