Caramel Silence 歌詞欄(Lyrics)雨音と カップの音が まどろみを なぞる午後 午後の光が カップを縁取る 深煎りの香りに 瞳がほどける 言葉よりも ほのかなぬくもり ひびの入らない 静寂のブリュレ すこし焦げたカラメルの ほろ苦さが 胸をなぞる ふれて溶ける やさしさだけで 満ちてく 何もいらない 窓辺の席で スプーンがすべる かすかに響く 陶器の音色 遠くの街も 今日は眠って ふたりだけの あたたかい午後 割れた表面の奥に やわらかな夢がある 甘すぎず 近すぎず ほどけてゆく 今のまま 言いかけた言葉も ミルクに沈めて 苦さと甘さの 境目を味わう 焼きつけた記憶ごと そっとスプーンですくって ふれて消える やさしさこそが ほんとうの「好き」だった カフェラテの泡が ゆっくり消えるように あなたの笑顔 胸にのこし |