日輪の転生機構 歌詞欄(Lyrics)光の胎動 東天を裂き 朱き鼓動が脈を打つ 天照大御神 白炎の御姿 黒き虚空に 黄金の車輪 永劫の軌道を描き出す ひとひらの陽光が 死都を照らし 凍てついた魂を 呼び覚ます 魂の回廊 死は扉 生は刹那 黄泉比良坂を渡る影 高御産巣日神 神産巣日神 その手で魂を編み直す 光と闇は 交互に揺らぎ 女神の微笑が 運命を翻す 遠くから響くのは 産声か断末魔か それすらも 太陽の歯車は等しく抱く 原理の審判 「選べ、人の子よ」 創造か破滅か 輪廻か静止か 八咫鏡に映る未来は 千の太陽 万の夜 大地を燃やし また芽吹かせる その炎は祝福か それとも罰か 神託は沈黙し ただ歯車が廻る 転生の黎明 天の岩戸を開く刹那 世界は再び産声を上げる 神も人も獣も 同じ炎に抱かれ 輪廻の歯車が 日輪の歌を刻み続ける それは終わりであり 始まり 幾千の世を越えて 機構は稼働し続ける 永遠の環 廃墟の上で芽吹く一輪の花 それを見つめる者の瞳は かつての神のもの 影は光に溶け 名は記憶から消え それでも 太陽は昇り続ける 「また逢おう」 そう告げる声が 時空の底で響く この機構が廻る限り 再び巡り会えるだろう |