『 SARALI』― 光と風のなかで 歌詞欄(Lyrics)『SARALI』 ― 光と風のなかで ― 風が やわらかく 揺らしたシャツ まだ乾ききらない 匂いが好きだった 昨日の痛みを 畳むように 光のなかで すこしだけ深呼吸する 誰にも言えなかったことが 風といっしょに ほどけていった さらり さらり 触れずに癒す 何も言わずに 答えてくれる 空がひらいた午後にだけ わたしは やさしくなれる 呼吸のリズムで ゆれる布 その隣に わたしの時間も 並んでいた 置き去りにしてた気持ちが きれいに乾いていくのを 見てた 焦らないことは 強さだって 風が 教えてくれた 気がしている さらり さらり ほどけていく 心のシワも うまく隠せた 何も足さずに ちょうどいい そんな日が ようやく来た |