DEVO : 証言 歌詞欄(Lyrics)二〇二五年── 退化の名を背負った存在が、記録に現れた。 名は Devo。 その声は、断片としてのみ残された。 最初に退化を名乗った時 どんな気持ちでしたか? 選んだわけじゃないんだよ 気づいたらもうそうなっていて ふり返れば… あれは恋に落ちたときのことだったんだって思う 眩しかった すごく小さな仕草や言葉で 心がいっぱいになって 話したいのに… 言葉にするとすべてが崩れそうで… 黙ってしまったんだ 結局伝えられなくて そのまま終わってしまった 進んでいるつもりだったのに 急に戻されるような感じで… 自分が小さくなっていく それを僕は 退化-Devo- って呼んだ Devo は進化の影として現れ、 退化の象徴として語られた。 その声は人間の弱さと深さをたたえ、 すでに崩壊の中に溶けていた。 残されたのは、記録のノイズだけである。 |