彗星前夜 歌詞欄(Lyrics)ガラスの夜が街を覆って 遠くでサイレン 偽物の空 「最後のショータイム」と人は笑うけど カタストロフィの味 知ってる顔ね 手すりに預けた世界の重さ どうせなら綺麗に終わればいいのに そんな諦めを見透かすように 隣であなた 空を見上げてた 「信じてる」なんて無邪気な瞳 ああ 神様の残酷ないたずら ノイズだらけの雑音だらけのこんな星で 純粋すぎる光 彗星の尾が時間ごと攫っていく 世界の終わりが来てしまう前に 教えて あなたの隣はこんなに 温かいなんてずるいよ 二人だけの境界線 どうか消えないでと祈った 絶望の縁で恋を知るなんて ヘッドフォンの中 遮断してた 期待させる全てのメロディ あなたの声だけがそれを突き破る 痛いくらい優しい共鳴 「明日も晴れる」って予報は嘘でも ああ 信じてみたくなる不思議 ガラクタばかりのこんな星を まだ愛せる気がした 彗星が今 最も近づいて 世界の終わりが始まってしまう前に 抱きしめて 怖がりな私をあなたが見つけ出したのなら 神様のシナリオさえ 書き換えてみせるから 夜明けからどうか逃げさせてほしい 秒針が止まる音 聴いた気がした 瓦解(こわ)れるなら一緒に 約束なんて言葉じゃ足りない想いが ひとつになった 彗星の尾が涙ごと攫っていく 世界の終わりで始まる恋だって いいよね? あなたの隣はこんなに 温かいからもう迷わない 二人だけの境界線 夜明けが壊しに来たとしても 絶望の先であなたと生きたいと 願ってしまったの |