花影の夜に舞う 歌詞欄(Lyrics)[Verse] 黒(くろ)きレースに そっと手を添(そ)え 揺(ゆ)れるリボンが 風を撫(な)でる 白(しろ)き足元(あしもと) 音(おと)も立てずに 夜(よる)の帳(とばり)に 溶(と)けてゆくの [Bridge] ひそやかに燈(とも)る 街のガス灯(がすとう) 淡(あわ)き光(ひかり)に 夢を馳(は)せる 貴方(あなた)の歌声(うたごえ) 追(お)いかけながら 影(かげ)を探(さが)して 夜(よる)を行(ゆ)くの [Chorus] 花のごとくに 散(ち)る舞台(ぶたい) 掌(てのひら)に残(のこ)る 瞬(またた)きの記憶(きおく) 追(お)いかけて 追(お)いかけて ただ 貴方(あなた)を見(み)つめていた [Verse] 銀(しろがね)の飾(かざ)り そっと揺(ゆ)れて 足音(あしおと)ひとつ 消(き)えてゆくの 舞踏会(ぶとうかい)の終(お)わりを告(つ)げる 鈴(すず)の音(ね)だけが そっと響(ひび)く [Pre-Chorus] この胸(むね)に刻(きざ)む 残照(ざんしょう)の影(かげ) 触(ふ)れられぬまま 指先(ゆびさき)に消(き)える 儚(はかな)き夢(ゆめ)と 知(し)りながらも 手放(てばな)せない ひとひらの光(ひかり) [Chorus] 紅(くれない)に染(そ)まる その舞台(ぶたい) 指(ゆび)に絡(から)まる 絲(いと)の幻想(げんそう) 願(ねが)いさえ 願(ねが)いさえ ただ 貴方(あなた)に届けたくて [Ending] ほら 夜風(よかぜ)が運(はこ)ぶ 幻想(まぼろし) 黒(くろ)きレースに沈(しず)む吐息(といき) すべて すべて 夢(ゆめ)の中(なか)へと ――さようなら。 |