唯ぼんやりとした不安 歌詞欄(Lyrics)理由なんてないの ただ重たい 空気の午後 窓の外の雨が 蜘蛛の糸のよう 眺めていたら 全部 どうでもよくなった 形のない影が 心の端に棲みついて 透明な歯車の 軋む音が聞こえる ずっと前からね ただ ぼんやりとした不安 消せない靄が 思考回路を覆ってく 平気な振りで 笑顔作っても 内側から 静かに何かが 錆びついていく 大好きだったはずの 甘い蜜柑も砂の味だ 一行の詩にも 及ばない日々が 物足りなくなって 終わらせたく なっただけさ 幻のように 景色を 眺めていたけど 暗い藪の中から 手招きされている様 吸い込まれそう ただ ぼんやりとした不安 心の隙間 入り込む 真っ黒い染み 「大丈夫」って 呪文のように 繰り返しても 私の行方は 誰も知らない 完全に自分を 告白することは できない 昔からずっとそう 今も 古着の道徳を 羽織ってる 運命は 偶然よりも必然で 人生は 地獄よりも地獄的だ sentimentalisme ただ ぼんやりとした不安 出口なんてない 回廊を ずっと歩いてる 忘れるように 歌を歌っても 心の奥 幼い私が 一人きりで泣いてる ただ ぼんやりとした不安 消せない靄が 思考回路を覆ってく 平気な振りで 笑顔作っても 内側から 静かに何かが 錆びついていく また灰色の朝が来る ずっと歯車は廻る ただ…… |