冷めるまで待って 歌詞欄(Lyrics)傷つかぬよう、そっと息を吹いた。 近づけば、また火傷しそうで。 熱さも、痛みも、やさしさも── 一つずつ確かめるようにしか、触れられなかった。 『冷めるまで待って』──臆病という名の静かな選択。 ───────────────────────── [Verse 1] 誘いは 風に乗ってきた 不意に緩む 輪郭の奥 まだ知らない柔らかさに そっと触れて 火傷する [Pre-Chorus 1] 躊躇う指先に 君の手が触れる すくわれた小さな勇気は ほんのりと暖かくて 触れられそうな気がした [Chorus 1] 熱を帯びた 言葉の影で ふーっと息を そっとこぼす 触れたくても 触れられない それが臆病と言われても まだ 僕には早すぎて [Verse 2] 滲んだ視界のむこう 君が笑う 湯気のむこう 名前も知らない痛みだけ 舌の奥に 残ってる [Pre-Chorus 2] すくわれた 柔らかな光 君のさじが 空に溶ける 握りしめた想いだけが 言葉より先に 熱を帯びた [Chorus 2] 熱を恐れるような愛し方 冷めた頃にしか 本当が言えない ゆっくりでいい 焦らなくていい ふーっと息を こぼしながら 君のレンゲ 見つめてた [Bridge] この温度なら きっと届く 冷めるまで待って それでも そばにいたいから [Final Chorus] ひとさじ分の 温もりなら 僕のリズムでも 届けられる 触れられた時に 初めて 本当を伝えたいんだ |