煩悩 歌詞欄(Lyrics)[Verse 1] 琵琶が鳴いた 血のように 弘法の影が笑ってる 文字のない経にすがった夜 響くはずない祈りの声 静けさの底で 誰かが舞う 耳のないまま 風を聴く 言葉は呪 音は罰 それでもなお 残った灰 [Verse 2] 金と骨と指の温度 数えた煩悩 また増えて 仏も呆れるその癖で 今日も筆先に手を伸ばす 足音だけが濁ってる 光と影が混ざる寺 くようの意味を知る前に 首筋まで経が沁みた 【Chorus1】 梵音ドープ 煩悩トリップ 供養のイキかたで沈んでいけ 欲のかけらで踏んでいけ 108回 まだ足りねえ 梵音ドープ 耳はナシ それでもなお 世界が騒ぐ 風か祈りか 声のうち? 嗤う仏が首を振る 【Verse3】 僧の声も 灯の揺れも 全部どこかで聞いた気がする 残響だけが遅れてく 欲の経を体に 刻まれた日 振り向かずに歩ければ たぶん救われた とか そんな話もどうでもいい くようとは、忘れる術 【Chorus2】 梵音ドープ 煩悩トリップ 供養のイキかたで沈んでいけ 欲のかけらで踏んでいけ 108回 まだ足りねえ 梵音ドープ 耳はナシ それでもなお 世界が騒ぐ 風か祈りか 声のうち? 嗤う仏が首を振る 【Bridge】 経を舐めて 舌が痺れた 煩悩の味 甘すぎて 108回どころか 無限だな この身ごと 欲に沈め 耳がないのに まだ聴こえる 【Chorus3】 梵音ドープ 煩悩トリップ 供養のイキかたで沈んでいけ 欲のかけらで踏んでいけ 108回、まだ足りねえ 梵音ドープ 耳はナシ それでもなお 世界が騒ぐ 風か祈りか 声のうち? 嗤う仏が首を振る まだ聞こえる 聞こえてる 声じゃない 音じゃない でも 消せない 【Outro】 手のひらに 文字が刻まれた この世の音で、書かれていた |