また秋が来るよ 歌詞欄(Lyrics)コンビニの灯りが 肌寒く滲む ひとつの季節が 終わる気がした夜 あのとき君が言いかけて 飲み込んだ言葉 今さら聞けないまま 風がさらってく 街路樹が少しずつ 色を変えていく頃 思い出も 淡くにじむの また秋が来るよ 君がいないままで ひと夏だけの恋だったなんて 思いたくないのに 浴衣の君の横顔 今も焼きついてる 名前を口にするたび 少しずつ遠くなる 手のひらの砂時計 もう戻せない 打ち上げ花火の音に 君が重なった あれが最後のキスだって 知ってたらきっと 笑ったりなんて できなかったよ 君の好きな音楽 聴くたびに胸が 少しだけ 締めつけられるの また秋が来るよ あの坂道の先 真っ直ぐ帰る背中に 何も言えなかった 本当の君の名前を 私は知っていたのかな わからないまま 時間だけが過ぎてく 冷えた夜風に くちびるが震えた 「またね」なんて優しさが 逆に苦しかった 忘れたいわけじゃないのに 記憶だけが鮮やかで 君の幻が 今日も歩道に立ってた また秋が来るよ 胸の奥が痛いよ あの夏が幻だったなんて 思えないよまだ 君の言葉の嘘も全部 抱きしめたかった もう一度だけ 笑顔にふれたかった もう、二年も会えないまま… また秋が来るから… |