ひとりマトリョーシカ 歌詞欄(Lyrics)[Verse1] 夏期講習のあとで 図書館の冷房ぬるくて この時代には延長戦はない そう思っていたいだけだったのかも 窓の外の雲が揺れていた 声をかけそびれたまま [Verse2] 友達はいつもきらめいて 悩みの顔はどこにもない 駐輪場の先で見かけた ふとした瞬間に目が合って とっさにそらした自分がいて 言葉がひとつも出てこなかった [Chorus1] 空っぽの花瓶みたい 心が揺れて落ちつかないまま 気の利いた言葉を探して 今日もまた うまく笑えなかった ねえ ちゃんと前を向いてるって 言える日は いつ来るんだろう [Chorus2] 未来の地図を開いてみた まだ白紙のページもあるけど きっと描きなおしてもいい ひとつずつ選んでいけたら 今の私は頼りなくても ちゃんと進んでる気がした [Bridge] 進路希望調査に書かなかった未来 なんとなくで決めたくなくて 何回も書きかえて 未来も微分積分で解けたらいいのに [Chorus3] 日常はマトリョーシカ 重ねた顔のすき間をぬって 本当の私が見つかるまで そっと抱えて生きていく 今日の自分を受け入れて 少しだけ 好きでいたい [Ending] グラウンドを渡る風 私の頬をすり抜けていった もう少し このままでいい 残された時間がまだあるのだから 自分を好きになれ |