10: 記憶の標本|hippocampal echo 歌詞欄(Lyrics)思い出したい記憶ほど 先に消えていくんだよ 机のキズ 名前のない写真 ふいに香ったあの日の風 ぜんぶ 君だった なのにどうして、ぼくは忘れてしまうの? 覚えているよ 心じゃなくて脳が でも、だんだん曖昧になる 記憶の標本 声のない“ありがとう” 時間の底に沈んでも 何度でも 君を呼び起こす 名前がなくなっても 僕だけは知ってる 君と過ごした、全部の断片 傷ついた記憶すら 愛おしいって言えたらいいのに 君の最後の笑顔だけが やけに鮮明すぎて苦しい 記憶の標本 意味をなくした言葉 光のない日々でも 思い出は僕の中で生きてる もう一度抱きしめたい あの頃の僕らを 音がないって、静かなんじゃなくて 思い出せないだけなんだよ 記憶の標本 静かに重ねてく 失くしたものより 残った温度を きっと僕たちは 忘れることで 未来へ歩いていける でも、忘れないよ 君がいたすべてを |