雨空 歌詞欄(Lyrics)空を覆う厚い雲は 私の心を 薄暗く閉ざす 雨は嫌いじゃない 悲しみの嗚咽を 隠してくれるから 貴方を忘れたい でも夢の中の 貴方は優しくて 何度かき消しても 残るのは 枕を濡らす涙だけ きっと私はいつまでも 貴方に囚われたままなのだろう さよならの一言だけで 終われたのならば この胸の痛みは無かっただろう でも貴方を愛していた証も この痛みしか 残されていないの 季節が移りゆくほどに 思い出は色を変えていくけど 貴方の影だけは 心に焼き付いたまま消えない もし時間を巻き戻せても 同じ道を選んでしまうのでしょう 抱きしめた温もりさえ 今は遠い幻 それでもまだ確かに息づいてる その残滓に後ろ髪引かれて 今日も一人 立ち尽くしている 無力な祈りが 空へ溶けて 答えのない想いを残す さよならを言えたとしても 心は貴方を探してしまう 滲んだ記憶の片隅で まだ優しい声を 追いかけている 雨音に紛れて そっと名前を呼ぶ 届かないと知りながら 夜の深さに溶けていく 静かに 静かに |